ニュースリリース
企業情報
マツダ、中国での2005年上半期(1~6月)の販売台数が7万台を突破
マツダ株式会社は、中国における2005年上半期(1~6月)の販売台数(小売りベース)が70,357台となり、半期の販売実績としては初めて7万台を突破したと発表した。この実績は前年同期実績(45,792台)を大幅に上回る53.6%の増加であるとともに、2005年(1~12月)の販売目標台数10万台達成に向けて確実に進捗していることを示している。
2005年上半期の車種別販売台数は、「Mazda6(日本名:アテンザ)」が前年同期比85.5%増の31,282台、「Mazda323(日本名:ファミリア)」が前年同期比40.1%増の31,902台、「プレマシー」が前年同期比23.1%増の7,114台となり、現地生産している全ての車種で前年を大きく上回る好調な販売となった。
マツダは中国市場において、パートナーである第一汽車グループの一汽海馬(海南省海口市)での生産により、「プレマシー」を2001年5月に「Mazda323」を2002年7月に導入。また、一汽乗用車(吉林省長春市)での生産により、「Mazda6」を2003年4月に導入している。さらに、日本からの輸入による「RX-8」を2005年7月に導入し好評を得ている。今後、現地生産による「Mazda6 5ドアハッチバック(日本名:アテンザ スポーツ)」、「Mazda6 ワゴン(日本名:アテンザ スポーツワゴン)」などを順次導入する予定である。
また、2005年1月には南京における長安汽車集団とフォードとの合弁車両生産工場の政府承認、5月には「長安フォードマツダエンジン会社」のエンジン生産工場の政府承認を受けており、将来の車両生産規模の拡充とエンジン生産に伴う現地調達率向上の目処をつけた。さらに販売面においても、将来、中国市場においてマツダ車全車種を扱う合弁販売統括会社として「一汽マツダ汽車販売」が本年3月1日より営業を開始している。マツダは、現地での生産体制、販売網を確立することで、2010年までに30万台を生産、販売することを中期目標としている。
マツダの尾崎清取締役専務執行役員は、「2005年上半期の販売台数が7万台を越えたことを嬉しく思っている。今回の実績はマツダ車の商品力と中国での販売力とが中国のお客様に評価された結果だと思っている。下半期についても引き続きお客様のニーズは高いと思われるが、一部車種のマイナーチェンジを控えた生産調整や一部の部品供給が逼迫していることから、成長は緩やかなものとなる見通しである。マツダは成長する中国市場での中期目標を達成するため、生産体制の拡充と販売体制強化に取り組んでいる。今後も中国のパートナーと共に中国のお客様に喜ばれる商品とサービスを提供していきたい」と述べた。
マツダは中国における生産、販売体制の拡充をはじめ、急速に拡大する中国ビジネスに対応するため、中国上海市浦東新区に中国事業を統括する新会社「マツダ(上海)企業管理諮詢有限公司(MCO)」を設立、2005年6月1日に開所式を行った。MCOはマツダの中国でのヘッドクオーターとして中国事業を束ね、確実な成果に結びつけていく。 |